動物の治療において、決まった治療法が確立されている病気は多くありません。たとえ同じ病気でも、一頭ごとにさまざまな症状を引き起こすので、その病態に合わせて治療法を変えたり、体の大きさや種類によって薬の量を変える必要があるなど、個体差が大きいのです。
当クリニックでは「EBM(Evidence-Based Medicine:科学的根拠にもとづく医療)」を重視し、新しい研究など、学術的な報告にもとづく診療を行うよう心がけております。なかでも、大学病院での研修経験を活かした「腫瘍科診療(腫瘍外科・抗がん剤治療)」および「循環器診療(心臓病治療)」に力を入れております。
また、ペットと飼い主さんの両方に苦痛を与えない、優しい診療も特徴のひとつです。単に病気の根絶を図るだけではなく、状況によりペットの余命や飼い主さんの心情、生活への負担などを考慮して、最も納得していただける方法をじっくり相談して決定しています。