当クリニックの診療について
診療方針
動物の治療において、決まった治療法が確立されている病気は多くありません。たとえ同じ病気でも、一頭ごとにさまざまな症状を引き起こすので、その病態に合わせて治療法を変えたり、体の大きさや種類によって薬の量を変える必要があるなど、個体差が大きいのです。
当クリニックでは「EBM(Evidence-Based Medicine:科学的根拠にもとづく医療)」を重視し、最新の研究など、学術的な報告にもとづく診療を行うよう心がけております。なかでも、大学病院での研修経験を活かした「腫瘍科診療(腫瘍外科・抗がん剤治療)」に力を入れております。
また、ペットと飼い主さんの両方に苦痛を与えない、優しい診療も特徴のひとつです。単に病気の根絶を図るだけではなく、状況によりペットの余命や飼い主さんの心情、生活への負担などを考慮して、最も納得していただける方法をじっくり相談して決定しています。
診療対象
イヌ、ネコ、小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター
診療科目
- 一般内科(下痢、嘔吐など)
- 腫瘍科(赤い腫れ物ができた、しこりができたなど)
- 皮膚科(かゆい・皮膚が赤いなど)
- 内分泌科(水をよく飲む、毛が抜けるなど)
- 眼科(目がショボショボする、目が赤いなど)
- 歯科(口臭がひどい、口を痛がるなど)
- 整形外科(跛行・関節の痛みなど)
- 呼吸器・循環器科(咳をする、心雑音が聴こえるなど)
セカンドオピニオンについて
当クリニックは予約制ではありませんが、セカンドオピニオンをご希望の方は、ご来院前にご連絡いただき、かかりつけ病院での検査結果など、お持ちいただける範囲でご用意いただけると幸いです。
ご相談について
ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。メールでのご相談も、できる限りお答えいたしております。
手術について
当クリニックの手術
当クリニックでは、手術中の麻酔管理を徹底しております。「麻酔=怖いもの」と考える飼い主さんは多いものです。実際、絶対に安全な麻酔薬はありません。だからこそ、手術で麻酔を使用する際は、血圧・心電図・酸素飽和度などを監視できる「生体情報モニター」を活用し、全スタッフによるモニタリングの徹底を心がけております。
対応可能な手術
- 去勢・避妊手術(犬、猫、ウサギ)
- 腫瘍切除手術(体表、腹腔内)
- 一般軟部外科(膀胱結石摘出、消化管内異物摘出、臍ヘルニア/鼠経ヘルニア整復etc.)